支援実績
持続化補助金をきっかけとした事業者の意識改革|やまびこ
支援企業の概要
代表 | 伊藤 良雄 氏 |
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創業 | 平成元年創業 |
従業員 | 3名 |
事業内容 | 昼の部:各種定食、夜の部:各種定食・一品料理・酒類、テイクアウト(五平餅)、仕出し料理 |
強み・特長 | 五平餅専門店として開業後、平成7年に現店舗にてお食事処「やまびこ」を開業。秘伝のタレが人気の五平餅は、味だけでなく他店より大きく値段も安い事から人気となっている。定食屋、夜の居酒屋としても「リーズナブルで味の良い店」として人気である。 |
ホームページ | https://yamabikotuketi.jimdofree.com/ |
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相談内容・課題など
①売上減少により廃業を検討
地元では「リーズナブルで美味しい店」として人気であったが、年々売上が減少してきていた。
②外部への情報発信ツールが無い
これまでHPやリーフレットを作成したことがなく、認知度が低かった。さらに店舗看板も古く見ずらいため、観光客の誘客面でも弱かった。
支援内容・活用した支援メニューなど
①事業計画策定セミナーへの参加(H26年度)
売上を伸ばすために事業計画を策定することを勧め、商工会で実施した事業計画策定セミナーに参加してもらった。
②小規模事業者持続化補助金の活用(H26年度)
観光客に対する情報発信として店舗リーフレットを作成し観光施設等への設置やイベントでの配布を行った。また利用者のリピーター化や知人へ紹介してもらう為のショップカードを作成し店内に設置した。補助金は写真撮影、デザイン、印刷費用に活用。また補助事業以外でも道路沿い看板のリニューアルやトイレの洋式化を自費にて行った。
③自社HPの作成(H27年度)
商工会連合会広域支援室職員と共に、無料HP作成ツール「Jimdo」によるHP作成支援を実施。
④HPの見直し(H30年度)
支援室職員と共にHPの改良を行い、より見やすくスマートホンに対応したものとなった。
⑤五平餅ダレのパッケージリニューアル(H30年度)
使いづらいと不評だった容器を刷新すると共に、高級感があり道の駅等に置いても見劣りしないパッケージを作成するため、専門家派遣制度を活用し相談。作成については民々契約で作成した。
成果・改善効果など
①3年間で10%売上増加し、今後も売上増加を見込む
支援を開始したH26年度とH29年度では10%売上が増加した。地元顧客は現状維持し、観光客や近隣他地域からの来客が増加したことが売上増につながっている。ドラマ効果で地元スーパー、農産物直売所での五平餅ダレの売上が増加しているが、今回のパッケージ刷新でさらなる売上増が期待できる。今後計画している商工会地区内道の駅等をバイヤーとした商談会にも参加要請しており、さらなる販路開拓を計画している。また、閉店・不在時にも電話転送して予約を取りこぼさないようにアドバイスするなど、細かな支援も行っている。
②事業者の意識改革につながる
なにより事業者自らが売上を上げるため事業を行いたいと、たえず相談してくれるようになったことが成果である。
事業者の声
●商工会に相談したところ事業計画を立てることから始めましょうと提案して頂き、実行時の負担軽減のために補助金の申請支援もして頂きました。
●これまで面倒だからと取り組まなかった計画作成や、HPの作成も商工会や支援室の職員に手伝ってもらったことで実行することができました。
●現在原価率が上がって利益が減少しており、今後は五平ダレのパッケージ刷新や消費税増税に合わせた価格の改定についても、お客様が値上がり感をできるだけ感じないような対応を商工会に相談しながら実施したいと思っています。