支援実績
新たな販路開拓に向けた瓦屋根PR|(有)安江瓦店
支援企業の概要
代表 | 安江眞佐雄 氏 |
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創業 | 平成5年創業 |
従業員 | 4名 |
事業内容 | 屋根工事全般 太陽光発電設備販売・設置。 |
強み・特長 | 瓦葺き屋根の施工を中心に、地域内工務店の下請けとして長年信頼を積み重ねてきた。金属製屋根が主流になる中、日本の風土に一番適した屋根材は瓦であるという自負をもち、災害に弱いイメージのある瓦屋根を独自の技術で耐震化するなど、瓦屋根普及に力を注いでいる。 |
ホームページ | http://www.ingjapanet.com/ |
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相談内容・課題など
①元請依存体制からの脱却
元請先・取引先が中心かつ限定的であるため、事業拡大とリスク分散のためにも、多くの企業と取引を行っていきたい。
②瓦屋根の需要拡大
瓦屋根の需要が激減しているが、日本の風土に根差した瓦屋根にこだわった屋根づくりを行っていきたいため、その打開策を検討する必要がある。
支援内容・活用した支援メニューなど
①後継者による各方面への営業強化
現在、実質経営者は後継者(息子 40歳)となっており、後継者を中心に営業活動を強化した。地域内業者は同業種同士の住み分けがはっきりしており、新規取引が難しいため、地域外のハウスメーカーや工務店に積極的に営業を行った。
②瓦屋根のイメージ改善PR
日本各地で起こる自然災害によって、瓦屋根に対する「自然災害に弱い」というイメージが出来上がってしまった。しかし実際はいいかげんな施工が原因の被害であることが多く、しっかりとした施工を施すことで金属屋根よりも災害に強い屋根をつくることができる。
施主が屋根を選ぶときに瓦屋根を選んでもらえるよう、取引業者の営業担当への瓦屋根の知識習得と効果的なPRのための研修会の開催。地元建築組合が参加するイベントでのパンフレット、試供品配布などで、瓦屋根のPRを行った
以上の点を踏まえた経営計画書を作成し、支援を行った。また、持続化補助金の申請も行い、採択を受けた。
成果・改善効果など
①業績の改善
地元工務店の受注が8割だったが、2年間で他社取引を増やし、業績20%アップと他社取引割合5割を達成した。
②地元工務店での受注増
地元工務店営業担当への教育により、営業担当者が瓦屋根に対する理解と優位性を理解していただいたことで、瓦屋根の提案力が増加し、結果、瓦屋根を選ぶ施主が増加したものと思われる。
事業者の声
●自社が持っている強み、弱みを、現在の建築業界の動向に落とし込むことで、今何をしなければならないのかが明確になり、効果的な戦略を立てることが出来た
●自分の頭の中にあるイメージを文書化する事が重要なことは理解していたが、それを実行するスキルがなかった。商工会の支援により計画書を作成できたことは、当社にとって非常にありがたいことだった。