支援実績
廃棄される地元材を活用した木製キャップの販路開拓支援|早川木工所
支援企業の概要
代表 | 早川 謙作 氏 |
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創業 | 昭和50年創業 |
従業員 | 4名 |
事業内容 | 木製品製造業 |
強み・特長 | 当創業より東濃檜や木曽檜など地域の良質な木材を使用した木製品を大手メーカーからの受注等により製造していている。特に、ハギ合わせ加工技術、丸型木製品の加工技術は自社独自の設備を製作し加工を行っている為、他社には真似できない技術を保有している。平成25年よりこれら技術を活かし新製品開発に取り組んでいる。 |
ホームページ | https://hayakawa-mokkousho.jimdofree.com/ |
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相談内容・課題など
新製品の販路開拓~OEM受注からの脱却~
新製品開発は、当初ハイデザインの木製食器やインテリア製品を製造してきた。しかし、これら市場は競合が多く飽和傾向にあり、ブランド力・販売力の低い同社では取引先の開拓が困難を極めており、より市場ニーズに適合した商品開発の必要性が増している最中、社長が新たに開発した製品が「間伐材を活用した木製キャップ『Coprire(コプリーレ)』であった。
コプリーレはデザイン性は勿論のこと、市場に出回っている木製キャップと異なり、“既存キャップ覆う”カタチで装着するため気密性が高く液体なども保存でき、機能性に優れていることから商品力の高さなどが評価され経営革新の認定を受けた。 しかし、キャップというニッチな製品のため販路開拓が大きな課題であった。社長も販路開拓の難しさは感じており、当初は「おもしろい製品をつくったけどどうやって売っていけばいい?」という相談であった。
支援内容・活用した支援メニューなど
①参入市場の検討・選定
コプリーレの開発過程において、依然取引企業から依頼された化粧品用木製容器の高反響の受け、コプリーレの強みは①商品の意匠性を高めるデザイン性と②液体も保存できる気密性であると分析。参入市場を食品分野と化粧品分野に選定した。
②首都圏の展示会に出展
市場での認知度を高めるため県の農商工連事業を活用し食品分野・化粧品分野の展示会へ出展。コプリーレのPRを行った。
③WebサイトのリニューアルやMEOによるWeb販促の基盤構築
Webサイトをリニューアルしバイヤーや消費者に対する信頼性を高めた。また、買い物カゴを新に設置し認知から購買まで販売ルートを構築した。【Webサイト:https://hayakawa-mokkousho.jimdo.com】
④首都圏バイヤーとの商談会・東濃地区バイヤーニーズ商談会への出展支援
販路開拓活動の1手段としてバイヤーと直接商談ができる機会も販路開拓の一助となると考え、FCPシートの作成等内容を精査した。
成果・改善効果など
①自社製品の開発によって利益率向上に貢献
コプリーレ発売以降多数の展示会の出展等PR活動を行った事で知名度が向上し利益率の向上に繋がった。
②新規販路獲得に期待が持てた
展示会及び商談会において、独自性が高く「非常に可能性のある商品」多数の意見を聴いたことで新規販路開拓に期待が持てた。また、その中でもいくつか課題も見つかったため解決を図ることでより可能性を広げていく。
③事業者の販路開拓ノウハウが向上
多数の展示会・商談会に参加したことで事業者の展示会スキルや商談スキルが向上した。
事業者の声
●「自社製品をもっと売りたい!」という相談について、展示会や商談会等を通じて色々な支援を頂きありがとうございました。
●Webサイトのリニューアルやオンラインショップの開設、Googleマップなどの整備をしたことでお客様から相談があった時対応しやすくなりました。