スタッフブログ
退職金制度について詳しく!!
- スタッフ日記
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お疲れさまです。
staff:ハタボ―です(゜_゜>)
決算期…終わりました。
ということで早速ブログを更新いたしました!!
ようやく個人事業主の方における決算期も終焉を迎え、一息つくことの出来る会員さんも多いことかと思われます。
そんな落ち着いた時期には色々と事業の業績などを見直したりする機会を設けてみてはいかがでしょうか?
商工会では決算書等からの経営分析等も支援させていただいております!
今年は業績も上がり、利益が出た!余裕が出てきた!
従業員の福利厚生を充実させることをご検討されている方!
そのような方に活用するとお得なぜひ知って頂きたい制度がございます!
【退職金共済制度】です!
今回の記事は当制度について、概要的なところから、制度ごとの大きな違いについて紹介させていただきます。
退職金共済制度を活用することで、自社で積み立て、独自の退職金規定を定めて運用していく等の場合と比較して簡易に退職金制度を確立することが可能です。
退職金制度のメリットとしておおよその制度に共通して言えることは、
①従業員ごとの掛け金を毎月、共済機関より口座引落されていくだけで積み立てられていくため管理が容易である。
②従業員毎の支払掛け金は全額経費・損金扱いになり税負担が軽減される。
③従業員が退職金を受け取る際は、税制上優位な退職所得にて受け取ることが可能。
④「退職金制度がある企業・事業所」として、対外的なイメージや従業員の待遇を充実させることができる。
⑤従業員の囲い込みが可能
他にもいろいろあるかとはおもますが一番の目的としては、
【従業員の雇用待遇を充実、従業員の将来に備え従業員満足度を上げる】ということかと思います。
退職金制度は義務でもありませんし、就業規則に記さなければならないというルールもありませんが、上記のメリットに魅力を感じられた方や課題を感じている方、より良い就業環境にしていくための手段の一つとして「退職金制度」を活用してみるのも一つの手段かと思います。
メリットばかり言っても信頼性が逆に下がる気もしますので、デメリット(注意点)についても触れさせていただきます。
①掛け金として支払ったお金は、会社・事業主にはいかなる理由があろうと返還されない。
≪掛け金を支払た時点で、その積み立てられたお金に対する権利は従業員に付与されます。≫
②懲戒解雇等の事由においても退職金は支払われます。
≪懲戒解雇の対応をするには、自社積立とその旨を記した就業規則が必要です≫
③掛け金を後になって減額したりは融通が利きづらいので適正な掛け金設定が必要。
≪増額は推奨です!≫
そんな商工会で扱っております退職金共済制度は主に2つ
上記共済毎の、大きな違いとしては以下の点が挙げられます。
1.掛け金の最低金額の違い
中退共 5,000円から30,000円
特退共 1,000円から30,000円
メリットととは言えませんが、特退共の方が低い金額でかけることができます。
2.返戻率の違い
1年で辞めてしまった場合 特退共は95%前後の戻りがあり、対して中退共は30%程度しか戻らない
しかし5年以上かけ続けてくると、中退共の方が有利な戻り率になってくる。
3.事務費の在無
中退共 事務費なし
特退共 事務費あり
4.掛金の助成の在無
中退共の場合、国の運営する制度としての恩恵として助成制度がある
5.加入条件の違い
中退共と比較し、特退共の方が幅広く対応している
このように制度によって、細かな制度の違いはありますし、加入条件もあります。
商工会で扱っていないモノではありますが、金融機関の扱う「確定拠出型年金」や保険会社取扱いの「貯蓄型の生命保険」等、福利厚生の形は様々ですので、従業員の方も併せて慎重に決めていただくことが大切かと思います。
当記事において制度について紹介はしきれませんので、この記事を読んで興味が出た方・詳しく知りたくなったという方がみえましたら、最寄りの商工会にパンフレットもありますので是非是非お立ち寄りください!!
※従業員も大切ですが、自分の退職金は…?
事業主向けのお得な退職金制度は以下にて!(以前紹介させていただいてます)
「小規模企業共済制度について」
以上 staffハタボ―でした!