スタッフブログ
付知町より世界初のドラムを紹介します!
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こんにちは
最近ブログ更新がめっきり減ったスタッフまつです
ここ数日、花粉アレルギーでくしゃみがとまらず「今年の花粉量は例年より多い」との情報に嘘がなかった事を実感しています
本日のスタッフブログが付知町の会員事業所「早川木材株式会社」さんを紹介します
以前事業所を訪問させていただいた時の写真なのですが、
こちらが外観になります。
付知の旧道沿いに長~く大きい工場があります。
敷地内には様々な木材が並んでいます。
周りは全て山だらけ、木曽出身のスタッフまつですが、葉がついてない状況では何の木か全く分かりませんが大きな木に圧巻されました
工場の中にもお邪魔させて頂きました。
今回お邪魔したのはタイトルにもあるとおり、早川木材の後継者、小池英仁さんが作ったドラムが「世界初」の試みで注目を集めているからなんです。
従来のドラムの製法は厚さ9ミリほどの一枚の薄板を筒状に曲げて作るのに対し、このドラムは長方形の板を張り合わせて制作しています。
板を縦でハギ合せるため木目の向きも従来のドラムとの違い、ドラムよりもどちらかというと和太鼓に近く、その製法は江戸時代以前からある伝統的な桶を作るものに似ています。
またドラムに使う木は堅いほど良いとされ、広葉樹のメープル、マホガニーなどを使用するのですが、小池さんが製作したドラムは今まで使われなかった地元の針葉樹を使用するもので世界でも初の試みなんです
木曽ヒノキ、サワラを使用したドラムセットは町内で行ったライブや、ゴールデンウィークに地元付知町で開催される木工イベント「つけち森林(もり)の市」で演奏や展示・試打を行い大好評でした
また、中津川市内で開催された野外音楽ロックフェスティバルでは参加したプロのミュージシャンにも使用してもらい「音が柔らかく良い音がするのでレコーディングで使ってみたい」などと絶賛してもらったそうです。
現在は「栗きんとん発祥の里 中津川」にちなんだ栗の木を使ったドラムを製作し、柔らかいが芯があり格段に音が良いものが出来ました。
もう一つの売りはドラムに使われる金具以外の部分を当社の半径100メートル内にある事業所で制作したことで、加工の一部と型作りを早川泰輔事務所の杣(そま)工房で、塗装を(有)内木木工所にで行うという“木のまち 中津川市付知”だからこそ出来たドラムセットである事です。
「音が柔らかくまとまりがある」
「程よいサスティーン(音の持続)がある」
などと好評なこのドラムセット。今後は自宅を建て替える際の家の梁を材料に製作する事なども検討しており、付知発のドラムセットが世界に羽ばたく事をスタッフまつも願っています。
どんな音がするのか聴いてみたい
という方はゴールデンウィーク中に付知町道の駅「花街道付知 イベント広場」で開催される「つけち森林の市」でステージ演奏を行う予定ですので、是非お越し下さい。
詳しいスケジュールが決定した際はスタッフブログでも紹介させて頂きます。