支援実績
完全養殖に向けた食品加工品生産体制の構築と販路開拓支援 |東濃建設㈲
支援企業の概要
代表 | 大山 明彦 氏 (後継者:大山晋也氏) |
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創業 | 平成元年(1989年) |
従業員 | 10名 |
事業内容 | 建設業、一般貨物自動車運送業、食品製造業、水産業 |
強み・特長 | チョウザメの孵化からキャビアの加工まですべて一貫して行っている。他社とは違い、当社のチョウザメの養殖方法の特長は、広い池で少数飼い、個体同士が干渉しにくい距離で飼育しているためストレスが少なく、卵の状態が良いことが強みで、そのため当社のキャビアは、濃厚でとてもクリーミーという評価を得ている。また、瓶詰キャビア加工施設のクリーンルームは最新の設備を導入している。 |
ホームページ | https://caviar-labo.jp/ |
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相談内容・課題など
後継者からの相談で、チョウザメの養殖に成功し、キャビアとなる卵を持つところまでいったが、食品製造加工に関する知識やノウハウ、さらにどのように販売をしていくことがベストなのかの相談を受けた。
まずは、それなりの数量を生産するためにどのような施設が必要か検討。製品にはどのようなパッケージデザインが必要か検討。製品をどのように販売していくかの検討。これらについて、課題の解決に向けて、後継者と一緒に取り組んだ。
支援内容・活用した支援メニュー
①食品加工製造の確立(認定支援、補助金申請)
9年の歳月を経て自社で養殖したチョウザメからキャビアを採卵することに成功し、キャビア入りのチョウザメを販売する形態から脱却し、瓶詰めした製品を製造するために農林水産物総合化計画作成支援と超低温冷凍庫の導入に向けた岐阜県6次化産業促進支援補助金申請支援を行う。
②パッケージデザインの検討(専門家派遣)
国外輸出にも対応できるパッケージとするために専門家派遣制度を活用してデザイナーと検討。
③国内販路拡大支援(国持続化補助金)
キャビアの国内販路の拡大に向けてHP作成とリーフレット作成をするために、国の持続化補助金を活用して自社直接販売やふるさと納税返礼品・ニッポンセレクトへの販路を広げた。
④今後の展開について検討(県持続化補助金)
養殖場の安定した水質を保ちキャビアの採卵量を増加させ、国外への輸出に向けた製品を増産するために、県の持続化補助金を活用して養殖池用のろ過装置と殺菌機を導入して国外販路拡大に向けて準備した。
成果・改善効果など
①食品加工生産体制の構築
各種補助金を活用して、自社での食品加工生産設備を導入し、最新で衛生的な加工場とすることができた。
②キャビアの製品化
パッケージデザイン支援などを通じて自社完結の製品化に成功し、通年での販売が可能となった。
③販路の確保
自社生産のキャビアを販売するための自社販売・ふるさと納税返礼品・ニッポンセレクト(ECサイト)などの販路を確保し、売上を伸ばすことができた。
事業者の声
商工会さんにはいつも大変お世話になっております。新規事業をやりたい時、専門業者の斡旋、補助事業の相談、融資の相談等、何か気になる事、困った事があった場合すぐに相談させていただいております。
また事業計画等を作る指導を受ける事で、書類作成のスキルも向上する事ができ、日常業務にも大変役に立っております。当社にとって商工会さんは、とても頼れる存在です。
専門家によるパッケージデザイン支援